古処山系伏流水
麦麹は温度が上がりやすく発酵を抑え気味にしたいので、
仕込み水には硬度27㎎/ℓの地下水を使用。
割り水用には原酒の素材感がくっきり出るよう、
お茶を淹れても美味しい硬度49㎎/ℓの
地下水を使用しています。
福岡・佐賀県産の二条大麦を100%使用
福岡・佐賀県産の二条大麦
を100%使用
福岡県から佐賀県南部にかけて
豊かな穀倉地・筑紫平野が広がりここは良質な麦の
大生産地で焼酎に適した二条大麦が育てられています。
天盃では精麦工場に特別注文をつけ
合計31の精麦工程で35%高精麦の
原料大麦に仕上げます。
常圧2回蒸溜(天盃式蒸溜器)
常圧2回蒸溜
(天盃式蒸溜器)
本格焼酎の品質の差は、
原料・仕込み・蒸溜によって決まります。
その中で最も酒質を左右するのが蒸溜です。
飲みやすくするために沸点を下げて行う
減圧蒸留が多い中、天盃はあくまで原料の持ち味を残す
常圧蒸溜にこだわります。
初溜器で出来た焼酎をもう一度再溜器で
磨きをかける常圧2回蒸溜は天盃ならではの技です。
造り 薬品加工一切なし
一般に蒸溜してできた焼酎に欠点があると、
活性炭素・ヤシガラ炭素その上
イオン交換樹脂まで使って加工されます。
これらは不純物を取り除くには最も良い
材料ではありますが悪い成分とともに
良い成分までも取り除いてしまいます。
その結果無性格なアルコールになり砂糖などを
添加し薬品などを使って処理しなければなりません。
天盃はこれらの加工を一切廃し、
良質な原料・仕込み・蒸溜だけで
原料の風味を生かした本格焼酎を造ります。
望ましきライフ・サイクル
酒は両刃の剣です。
天盃は「命の水」として最も文化的飲み物であるために、
地域の人々のライフサイクルの中で造り育てられた
製品でなければならないと確信し実現しています。
一、 地域の農産物を原料にすること
二、 地元の人で造ること
三、 焼酎が地域の人々の生活活動の糧になり喜ばれること
四、 焼酎廃液を地域の酪農の飼料に役立てたいこと
五、 酪農の屎尿は田畑の堆肥として役立てたいこと
六、 その土地に焼酎原料の二条大麦を作って貰いたいこと
七、 一に戻る。